音楽や動画を再生して楽しめるメディアプレーヤーiTunes。iPodなどのプレーヤーやiPhoneなどスマホにデータを入れて使っている人も多いかと思います。
新しいパソコンを購入したときや、別のパソコンiTunesのデータを移動したいときはどうすればいいのでしょうか。
データ移行の方法を解説します!
※本記事はOS「Windows7」を使用しています。
iTunes内のデータを取り出す
はじめに、既存のiTunesのライブラリに入っているデータを取り出します。
まずはiTunesのデータを統合する必要があります。統合しないで移動すると、新しいパソコンにデータを移してもうまく再生できないことがあるため、統合はしてくださいね。
iTunesを開き、左上にある「ファイル」をクリック後「ライブラリ」を選択し「ライブラリを整理」をクリックします。
続いて[ファイルを統合]にチェックを入れて[OK]をクリック。すれば、一箇所にデータを集めることができます。
次に、データをコピーします。
コピーに際しては外付けHDDやDVDを用意します。データの容量がそれほど大きくないのであればUSBメモリにコピーすることもできます。お手持ちのディスクなどの容量を確認してください。
コピーの前に、既存のiTunesのライブラリのデータの場所を確認します。
iTunesの設定を特に変更していないのであれば、ライブラリのデータは「マイミュージック」フォルダに保存されています。
[Windows]キーを押し、左上にある「マイミュージック」をクリックすると、iTunesフォルダが現れます。
見当たらない場合は、別の場所にデータを移した可能性があります。
iTunesのメニューにある「編集」から「設定」をクリックし、「一般 環境設定」ウインドウの「詳細」タブから「iTunes Media フォルダーの場所」を見れば、データの置き場所が見つかります。
データを見つけたら、コピーして、先の外付けハードディスクなどに保存します。
新しいパソコンでiTunesをインストール
次に、データの移動先となる新しいパソコンに、iTunesをインストールしておきます。
iTunesは、Appleの公式サイトからダウンロードできます。
▼iTunesのインストールはこちら
起動させてから一旦終了します。
その後、新しいパソコン(データを移動させたい方のパソコン)の「マイミュージック」フォルダを開き、「iTunes」フォルダを削除します。
コピーしたデータを移動させる
さきほどのUSBや外付けHDDを新しいパソコンに接続し、
iTunesフォルダを削除した場所に、既存のパソコンから持ってきた「iTunes」のフォルダを貼り付けます。
その後、iTunesを起動させれば新しいパソコンにデータ移動できているはず!
AppleIDに認証させる
ライブラリのデータに、iTunesで購入したアイテムなど、デジタル著作権管理(DRM)がかかっているファイルが入っている場合は、そのままではファイルが使用できないため、Apple IDにコンピューターを認証させる必要があります。
・認証させる方法はこちら。
iTunesを開き、「アカウント」→「認証」→「このコンピュータに認証」→ポップアップ画面よりApple IDとパスワードを入力し、認証を完了させる。
ひとつのApple IDで、5台のコンピューターまで同一のファイルが利用できます。古い方のパソコンでiTunesを使わない場合は、認証を解除しておくとよいでしょう。
・認証解除させる方法はこちら。
iTunesを開き、「アカウント」→「認証」→「このコンピュータの認証を解除」→ポップアップ画面よりApple IDとパスワードを入力し、認証解除を完了させる
以上でデータの移動は完了です!新しいパソコンはもちろん、セカンドパソコンやタブレットなどにデータを入れておけば、さらに音楽や動画が楽しめますよ。