iPhoneに登録することで便利に使えるモバイルSuica。このモバイルSuicaは複数端末で同期して使用することはできません。そのため機種変更の際には、新機種へSuicaを移行する手続きをしなくてはいけません。
ここでは機種変更する際の手続き方法についてご紹介します。
iPhoneから新しいiPhoneへ移行する方法
機種変更を行う前に、旧機種で移行の手続きをしましょう。Suicaはひとつの端末にひとつしか追加できません。そのため旧機種でSuicaを削除していない場合、新しいiPhoneにSuicaを追加することができなくなってしまいます。また新旧の端末が同じApple IDでないと移行できませんので注意しましょう。
旧機種での手続き
まず旧機種からSuicaを削除しましょう。削除してもSuicaのデータはJR東日本のサーバーに退避されるので、データが消えることはありません。
1.「Wallet」を起動します。
2. 「Wallet」に設定されたSuicaを選択しましょう。
3.右上にあるボタンをタップし、「このカードを削除」を選びます。
▲削除をしてもJR東日本のサーバーにデータが残っているので、残高等の履歴が消える心配はありません。
新機種での手続き
旧機種でSuicaを削除したら、今度は新端末でSuicaを再設定します。
まず、新しいiPhoneがApple PayのSuicaが利用できる設定になっているかを確認しましょう。
1.「設定」→「アカウント名」→「iCloud」→「iCloudを使用しているAPP」の「Wallet」と「iCloud Drive」をオンにします。
2.「Wallet」を起動します。
3.右上にある「+」ボタンをタップします。
4.Apple Payの案内画面に従って「続ける」をタップします。
5.カードの種類で「Suica」を選びます。
6.サーバーに退避させたSuicaが表示されたら「次へ」をタップして完了です。
Android端末からiPhoneへの移行方法
Android端末(モバイルSuica)からiPhone(Apple PayのSuica)へ移行するにも、手続きが必要です。旧機種が手元にあるうちに忘れないように手続きをしましょう。
ではAndroid端末からiPhone移行する際の手続きを紹介します。
旧機種を操作しSuicaをサーバーに退避させる
まずは旧機種(Android端末)を操作して、Suicaの情報をサーバーに退避させます。
- モバイルSuicaアプリを起動します。
- トップページで「その他」タブから「会員メニューを」タップします。
- Suicaのパスワードを入力しログインします。
- 「携帯情報端末の機種変更」をタップします。
- 「機種変更をする」をタップすると、Suicaの情報がサーバーに退避できます。
新機種(iPhone)で再設定を行う
1.まず、iPhone同士の移行と同様に、 Apple PayがSuicaを利用できる設定になっているか確認します。
2.App StoreからSuicaアプリをダウンロードします。
3.Suicaアプリを起動し、一覧画面左下にある「機種変更」をタップします。
4.ログイン画面で、モバイルSuicaに登録したメールアドレスとパスワードを入力し「完了」をタップします。
5.Suicaパスワード情報変更入力画面で新しいパスワードを入力し「完了」をタップします。
6.会員登録内容確認画面で「機種変更する」をタップし、携帯情報端末機種変更画面で「実行する」をタップします。
iPhoneからAndroid端末へは移行できない
iPhoneからAndroid端末に機種変更した場合、Suicaは移行できません。
正確には「Apple PayのSuica」をAndroid端末に引き継ぐことができないのです。Apple PayでSuicaを使用していた場合は、一度退会する必要があります。
そしてApple Payに登録しているすべてのSuicaの払い戻し手続きを行いましょう。
払い戻しの手続きをするとチャージされていた金額は銀行口座へ払い戻しとなります。ただし銀行口座へ振り込む際に手数料が発生するため、できるだけ使いきったほうがお得です。
もし払い戻し手続きを忘れていた場合は、新機種でモバイルSuicaをダウンロードし「会員専用退会・払い戻し」専用の申請フォームから手続きを行いましょう。
Suicaをスムーズに移行するには、旧機種での手続きが欠かせません。機種変更の際 には忘れずに手続きを行いましょう。