就寝時も会議中も強い味方!?iPhoneの「おやすみモード」って何?

急にiPhoneが鳴らなくって困ったことはありませんか?実は勝手に「おやすみモード」になっていたのかも。あまり知られていないこの機能を解説!

電話が着信しても鳴らず、LINEやメールの通知が一切されなくなったiPhone。「え! 私のiPhone壊れちゃった!?」と思う人がいるかもしれないが、実はウッカリ「おやすみモード」になっているだけかもしれない。
実は筆者も、知らない間にiPhoneがおやすみモードになっていて、iPhoneがダメになってしまったと勘違いしました(笑)。知っている人は当たり前だけど、知らない人には???な「おやすみモード」について解説します。

「おやすみモード」って何?

おやすみモードはその名の通り、「寝ているときに電話の着信やメール・SMSの通知を遮断して、ぐっすり眠ることができる」ための機能。おやすみモードをオンにすると、アプリから画面表示、通知音、バイブレーションが一切遮断されます。
「機内モードとおやすみモードは何が違うの?」と思った人もいるでしょう。鋭い! 機内モードとおやすみモードは似ているけど、根本的に違う点があります。
機内モードは、基本的に一切ネットワークとの通信を切った状態になります(Wi-Fi接続モードはのぞく)。だから、SMS、メール、電話の着信は機内モードオンの時は、iPhoneはまったく受けつけることはできません。
おやすみモードでは、通知がされないだけで、電話・パケット通信は可能な状態となっており、SMSやメール・LINEのメッセージなどは、iPhoneに届いているのです。
おやすみモードにするのは、とても簡単。画面の下からスワイプして、コントロールセンターを表示させます。
メニューの上に「お月さま」のアイコンがあるので、コレをタップすればおやすみモードになります。コントロールセンターで、うっかりお月さまのアイコンをタップして、知らないうちにおやすみモードになってしまい、「iPhoneが壊れた!」という悲劇が発生しているんですね(笑)。

画面下からスワイプして、お月様のアイコンをタップすれば「おやすみモード」が起動

時間などの詳細設定も可能

「設定」→「おやすみモード」で細かい設定ができます。
「時間指定」を使えば、例えば夜の11時から朝の6時までの間おやすみモードにすることもできます。
電話の着信許可も「すべての人」「誰も許可しない」「よく使う項目」と選択できるので、「最近電話でよく話している恋人だけは、おやすみモードでも着信音を鳴らしたい」といった使い方も可。
「繰り返し着信」機能は、同じ人から3分以内に2度目のコールがあった時だけ、通知をするといったもの。つまり、緊急時に何度も電話をしてくるだろうから、その人にはOKをだす、といった機能です。

「設定」から「おやすみモード」をタップ

おやすみモードの細かい設定が可能

「おやすみモード」の便利な使い方

おやすみモードは、寝る時はもちろん、日常生活でもうまく利用できます。
ビジネスマンであれば、会議で使うのがお勧め。着信音はオフにしていてもバイブレーションが動いてしまい、デスクの上でブーブーいっているiPhoneで、会議出席者から注目を集めるのは恥ずかしいものです。
かといって、機内モードにすると、パケット通信ができなくなるので、メールやLINEのメッセージは確認できない。そこで、ネットは繋がるけれど、通知が全くされないおやすみモードの登場です。
ただし、注意点が2つ。ひとつはおやすみモードにしていても、時計のアラーム機能は音・バイブレーションがしっかり動くこと。
2つ目はおやすみモードの通知は「常に知らせない」「iPhoneのロック中のみ知らせない」の2つあること。「iPhoneのロック中のみ知らせない」に設定して、ロックを解除してiPhoneをいじっていると各種通知がされるので、ご注意を!

江原顕雄

PC、インターネットが得意ジャンルのフリーの編集・ライター。「ぁゃιぃわーるど」「下水道」で誕生して、「あめぞう」で乳児期を過ごし、「壺」で育ててもらいました。