大阪出身の筆者は、上京して間のない頃に、「マクドに行かへん?」と友達を誘い、「え? 何それ?」と聞き返されたことがあります。
関東ではマクドナルドのことを「マック」と呼ぶんですよね。
僕は「マック」と聞くと、アップルのコンピューターを連想してしまうので、その呼び方に慣れるまでに少し時間を要しました。

そんな風に、地域によって呼び方が異なるものって、結構多いんですよね。今回は、覚えておくと役に立つ(かもしれない)地域特有の呼び方を紹介したいと思います。

「絆創膏」が通じないかも?

まず、擦り傷などに貼る「絆創膏」。多くの地域では「絆創膏」で通じますが、商品名がそのまま呼び方として定着している地域もあります。 例えば、北海道、和歌山、広島では「サビオ」、東北・中国・四国では「カットバン」、九州では「リバテープ」という呼び方が一般的だそうです。 関東や関西で生まれ育った人の多くは「バンドエイド」とも呼びますが、地域によっては通じない可能性があるので注意しましょう。

次に、まぶたが膿んで腫れる「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」という炎症。日常会話で「麦粒腫ができちゃったよ~」という人は、ほとんどいないはずです。
東日本では「ものもらい」と呼ぶ人が多く、関西では「めばちこ」と呼び方が一般的です。
ちなみに、北海道では「めっぱ」、宮城県では「ばか」、熊本県では「おひめさん」と言った呼び方もあるそうです。

食べ物や、学校で使うアレも!

続いて、縁日で人気のお菓子「今川焼き」。これも地域によって、呼び方が異なります。
多くの地域では「今川焼き」あるいは「大判焼き」で通じますが、西日本では「回転焼き」という呼び方が普及。
北海道では「おやき」、広島・山口・鳥取では「二重焼き」と呼ぶ人も少なくないようです。
なお、兵庫県では「御座候(ごさそうろう)」と呼ぶ人も多く、「御座候」という店が「御座候」という商品名で今川焼きを販売しているのが由来だとか。
さらに「円盤焼き」「じまん焼き」「太鼓焼き」など、さまざまな呼び名があるようです。

小学校や中学校で、壁新聞を作ったり、グループ研究の発表などにも使った「模造紙」。
これも、特有の呼び方が定着している地域があります。
例えば、愛知や岐阜では「B紙(びーし)」と呼ぶのが一般的で、「模造紙」と言うと相手が首を傾げてしまう恐れもあります。
新潟では「大洋紙」、富山では「ガンピ」と呼ぶことが多いようです。
また、九州では「広用紙(ひろようし)」と呼ぶ人が多く、鹿児島には「広幅用紙(ヒロハバヨウシ)という呼び名もあるそうです。

名詞だけでなく、形容詞も・・・体調を伝えるには?

体調が悪い時、あなたは家族や友達に、自分の状態をどのように伝えますか?
「だるい」「しんどい」「えらい」という言葉を使う人が多いかと思いますが、それぞれを使う地域は分散しています。
「だるい」は関東地域に多く、「しんどい」は関西(滋賀を除く)・四国(香川を除く)のほかに新潟や千葉でも使われています。「えらい」は愛知を中心とした中部・東海地区と中国地方で使われることが多いようです。
ほかに、北海道・東北地区では「こわい」、九州では「きつい」と言葉も使われます。

ほかにも、「自動車教習所」のことを、新潟では「車学」、静岡では「自校」と呼んだり、「黒板消し」のことを、鹿児島では「ラーフル」と呼んだり、広島では「ワンボックスカー」が「ボンゴ」と呼ばれたり、その土地だけで通じる言葉は、たくさんあるようですよ。
覚えておくと、何気ない会話から相手の出身地がわかったりして、より会話が弾むかもしれませんよ!

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村元正剛(むらもとまさかた)

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し続けているITライター。編集プロダクション「ゴーズ」を率い、雑誌、Webなどにさまざまな記事を寄稿している。趣味は演劇鑑賞と中国ウォッチング。

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