初めてのスマホ。ここをポイントに選ぶとピッタリな機種がわかる!

スマホを持ちたいけれど、どんなモデルを選べばいいのかわからないという「スマホ初心者」のために、迷わず選べるポイントを紹介。自分に合った選び方を見つけてみよう!

初めてのスマホを選ぶ際「安ければ安いほどいい!」という人は簡単に選べる。けれど「ある程度の機能性もほしいな」という人は、悩んでしまうのではないだろうか? 何せ最近のスマホは機能がいろいろありすぎて、何を基準に選んだらいいのかがわからない。
そこで今回は、初めてのスマホ選びで悩んでいる人のために、選び方のポイントを紹介していこう!

難しいスペックは無視してよし!

スマホに詳しい人に相談すると、CPUは何がいいとか、メモリーの容量はこれくらいとか、いろいろなスペックを教えてくれる。でも正直言ってスマホ初心者には、そんな細かいスペックを説明されても、よくわからないというのが本音だ。
確かにスペックが高いほうが不便は少なくなりそうだけれど、それなりに高価になってしまうしね……。だからこの際、スペックは考えないことにして、自分がどんな使い方をしたいのかを考えてスマホを選んでみよう。
最近のスマホは性能がいいので、ネットを見たり、動画を楽しんだりするくらいなら、どんなモデルを選んでもまず問題ない。

自分の使い方をイメージした選び方を

ではさっそく、自分はスマホをどんなふうに使いたいのかを考えてみよう。以下に「スマホをこんなふうに使いたい!」という例を挙げてみたので、参考にしてみてほしい。

コンパクトデジタルカメラ代わりに写真を撮りたい!

スマホのカメラでいろいろな写真を撮りたいという人は、カメラ機能を重視して選んでみよう。
まず注目したいのは「画素数」。この数字は大きければ大きいほど、画質がキレイになると思いがちだが、実は大きくていいのはプリントするときだけ。最近では2000万画素以上ある機種もあるが、ポスターほどのサイズでプリントするのでなければ、ここまでの画素数は不要だ。
逆に画素数が大きすぎることで、データが重くなって扱いにくくなったり、ノイズが発生してしまったりすることもある。目安としては1000万画素程度あれば十分だ。
次に注目するのは「F値」。これはレンズの明るさを表す数字で、小さくなるほど明るい写真が撮れる。夕暮れ時の薄暗い場所でも鮮明な写真が撮れたり、手ぶれが少なくなったりするのだ。明るいレンズの目安は、F値が2.0前後と覚えておこう。
このほか、背景をぼかして被写体を際立たせる「ポートレート機能」や、自分の好みの設定で撮影ができる「マニュアル撮影モード」、手ぶれを軽減する「手ぶれ防止機能」などが搭載されているかもチェックしておくといいだろう。

キャッシュレスで買い物したい!

買い物で小銭を出したり、おつりを受け取ったりするのが面倒だという人は「おサイフケータイ」機能に注目しよう。
「おサイフケータイ」とは、スマホにあらかじめ電子マネーやポイントカードの情報を登録しておくと、スマホを読み取り機にかざすだけで支払いができてしまう機能だ。すべてのスマホがおサイフケータイに対応しているわけではないので、選ぶときはきちんとチェックしたい。
iPhoneにはおサイフケータイ機能が搭載されていないが、クレジットカードやSuicaの情報を登録できる「Apple Pay」の利用が可能。おサイフケータイほど、さまざまなサービスに対応はしていないが、iPhoneの利用を考えているなら、こんな機能があることも覚えておこう。

スマホを簡単に充電したい!

スマホの充電にケーブルを抜き差しするのが煩わしい! そんなふうに思っている人は「ワイヤレス充電」機能の有無をチェックしておきたい。
「ワイヤレス充電」は、スマホにケーブルを差し込まずに、充電パッドにスマホを置くだけで充電できる機能だ。デスクにスマホを置くような動作で充電を始めてくれるから、何の煩わしさもない。
ワイヤレス充電に対応したスマホは、iPhoneなら8以降、Android端末でもたくさん出回っているので、幅広い機種から選べそうだ。

外出先でも好きなテレビを見たい!

見たいテレビ番組をどうしても外出先でも楽しみたい場合、あると便利なのが「テレビチューナー内蔵」のモデル。安定して視聴できる「ワンセグ」だけでなく、高画質で視聴可能な「フルセグ」のチューナーを内蔵したモデルもある。テレビ視聴を優先させたいなら、チューナー内蔵のモデルを選ぼう。
ただしiPhoneには、テレビチューナーを内蔵したモデルはない。もしiPhoneにこだわるのであれば、市販の外付けチューナーを接続すれば視聴が可能だ。

アウトドアやお風呂で気兼ねなく使いたい!

「お風呂に入りながら動画鑑賞したい」「キッチンでレシピサイトを見ながら料理を作りたい」「アウトドアで水や砂ボコリを気にしたくない」。そんな使い方を考えている人は「防水・防塵」機能が付いたモデルをチョイス!
ただし防水・防塵機能が付いていても、機種によって性能が違うので、自分の用途に合ったモデルを選ぼう。iPhoneの場合、7以降はIP67。「粉塵が中に入ることを防ぎ、一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない」性能を備えている。

扱いにくい大きさはイヤ!

最新のスマホの傾向は、画面が大型になっている。文字が読みやすかったり、動画や画像が見やすかったりする半面、サイズが大きくて片手では持ちにくかったり、ポケットなどに入らなかったりするデメリットもある。
気になる機種があったら、まずは実機のある店舗へ出かけて実際に手に取り、片手で持ちやすいかどうか、ポケットに入れやすいかどうかを確認してみよう。

バッテリー切れの心配をしたくない!

外出先でバッテリーが少なくなって困った、という経験をしたことがある人は多いはず。こんな思いをできるだけしたくないなら、バッテリー容量を確認してみよう。
最近のスマホのバッテリー容量は、3000mAh前後のものが多い。大きいものでは5000mAhでほかの端末も充電できる大容量モデルもある。この数値を目安にスマホ選びをしてみよう。
ただし、バッテリー容量がさほど大きくなくても、省電力をうたっているスマホであれば、バッテリーの持ちもよくなる。あわせて「連続待受時間」や「連続通話時間」も確認してみよう。

国内ブランドのスマホを使いたい!

「海外ブランドより、日本のブランドのスマホを使いたい」という人も多いようだが、スマホ初心者の中には、どのメーカーがなんというブランドのスマホを出しているのかよくわからないという人もいるようだ。
そこで、代表的なブランド名とメーカー名を紹介しておこう。

  

ブランド名 メーカー名 国・地域名
Xperia ソニー 日本
AQUOS シャープ 日本
arrows 富士通 日本
Galaxy サムスン 韓国
ZenFone ASUS(エイスース) 台湾
HUAWEI HUAWEI(ファーウェイ) 中国
Moto モトローラ アメリカ
iPhone アップル アメリカ

自分がどのようにスマホを使いたいかが見えてきたら、それを基準に早速スマホ選びをしてみよう!

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牛島義之(うしじまよしゆき)

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、遊びにまつわる数々の原稿を雑誌やWEBサイトにて執筆している。 ⇒今日も明日も『ゆる~い生活』