※この記事は2019年6月に一部更新しています。
神アプリとして話題の『Evernote』
アプリランキングで必ずランクインしている『Evernote』。2010年に日本語版サービスを開始してからというもの、仕事効率化アプリの中でも群を抜いて高い支持を得てきました。Evernoteは、テキスト、音声、写真、手書きスケッチ、ウェブページなどあらゆる情報を一括管理できるオンラインノートです。
仕事効率化アプリの中でも一目置かれているのは、単なるメモ帳とは違った便利さがあるからこそ。ここでは、ニーズに即してどんどん進化を遂げているEvernoteの使い方についてご紹介していきます。
Evernoteでできること
Evernoteベーシック版の主な機能
Evernoteベーシック版は無料で利用できます。主な機能は、以下のとおりです。
- ウェブページや画像を保存できる
- ノートを共有できる
これらの機能を使って、何ができるの?と思うかもしれません。筆者の場合は、仕事の進行や管理にEvernoteを使用していました。ふっと思いついた文章や、これは!というネタをすかさず音声や手書き、テキスト、写真などでメモを取り、プロジェクト別に作成しておいた「ノートブック」に、保存したい内容をどんどん追加していきます。情報はウェブとアプリで同期できるため、後から情報を見つけやすくとても重宝しました。
▼Evernote iOS版のノート作成画面
Evernoteには、作成した各ノートを、一つの大きなノートブックとしてカテゴリ、場所情報、目的別に分類して管理することができます。例えば、任意のタイトルで「ノートブック」を作成し、その中に作成したメモなどの「ノート」を追加していきます。
特に便利なのが、それらのノートの中のテキストを検索機能で素早く見つけることができる点です。仕事の管理はもちろん、使い方によってはスクラップブックのような使い方ができるため、子どもの成長記録などの作成も可能です。
2台まで同期できる(月間保存容量は60Mまで)
Evernoteベーシック版では、最大2台まで同期が可能。スマートフォン、タブレット、パソコンで作成したノートをいつでもどこでもどのような端末でも同期して編集・確認することができます。
Evernoteが支持される理由とは?
Evernoteがこれほどに支持されるのには、やはり理由があります。ここでは、Evernoteの魅力をみていきましょう。
フォントや区切り線など視覚的にわかりやすく記録できる
Evernoteの最大の魅力は、手書きメモのように視覚的にわかりやすくメモを取れる点です。フォントの大きさや太さ、下線や取り消し線で結果的にどの情報が大切なのかをわかりやすく記録できます。
▼Evernote iOS版ノートの一例
簡単な表や区切り線で情報をまとめられるのもポイント。言葉で記録しにくいニュアンスも、イラストやボイスメッセージを添えれば、より正確に記録することができます。
他の人へ共有機能が便利に
android版アプリでは、相手の名前やアドレスを入力し、Evernoteアプリ内で情報の共有ができます。チェックボックスを使って必要事項を確認したり、Googleドライブから内容を挿入できる点も魅力。例えば、友人や職場の仲間とイベントを開催するときの持ち物リストなどを作成し、素早く共有することができます。
▼Evernote android版の共有画面
有料版ではこんなこともできる!
Evernoteは有料版を契約することで、機能が追加されます。
『Evernoteプラス(3,100円/年)』では、ベーシックの機能に加えてメールをEvernoteに転送したり、ノートをオフラインでも使用できます。
(※2018年に『Evernoteプラス』は終了しました)
さらに高レベルな『Evernoteプレミアム(5,200円/年)』では、PDFに注釈を挿入したり、名刺をスキャンしてデジタル化することが可能になります。
ベーシック版と有料版の違いとは?
端末制限の有無と保存容量
では、これだけ価格の違うベーシック版と有料のプレミアム版、一体何が違うのでしょうか?
大きな違いは二つあります。
まず、アクセスできる端末制限の有無があります。
ベーシック版は2台まで同期可能です。しかし、ブラウザ版のEvernote webからアクセスすれば同期の制限はないため、パソコンからweb版を利用した場合、スマートフォンやタブレットなどから、あと2台同期することができます。プレミアムの有料プランでは、無制限で同期することができます。
もうひとつは、保存容量です。ベーシック版は60MB/月まで保存ができますが、プレミアム版では、それぞれひと月に10GBまで保存することができます。音声メモでも10秒あたり0.2MBほどなので、テキストメモをメインで使用するなら、月に60MBで十分足ります。
サポートや検索対象の拡大
有料版のもう一つメリットは、メールや電話などでサポートを受けられる点です。
さらにプレミアム版になると、検索機能が充実しPDF内の文字を検索したり、Office文書の中も検索することができます。
プレミアム版で特に注目したいのは、名刺をスキャンしてデジタル化できる機能。名刺が命の営業マンには持ってこいの機能ではありますが、名刺管理に特化した無料のアプリもありますし、Evernoteを使うにあたって必須の機能ではないかもしれません。
Evernoteで情報の記録と抽出を簡単に!
Evernoteは情報を一括管理して収集しやすいことと、その情報の中から必要なものを抽出する機能に優れている点が他のサービスとは異なる魅力です。この便利さを一度知ってしまうと、なかなか手放せないのも頷けます。
同期できる端末数に制限が設けられてはいるものの、普段使用する分には無料のベーシック版で十分その機能を活用できそうです。
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