子育て世代にとって、YouTubeは本当に便利ですよね。
我が家の2歳児にはまだスマホは渡していませんが、パソコンを見るたびに「動画を見せろ」とせがみ、電車やらプラレールやらの動画を熱心に見ています。食事の準備中などは非常に助かるのですが、いざ「おしまいね」と再生をストップすると火がついたように泣きまくるので、困りものです。
便利なYouTubeではありますが、一方で最近世界中のお父さんお母さんの間で深刻化するトラブルがあります。「エルサゲート」の存在です。
エルサゲートって何?
エルサゲートとは、ごく普通のアニメーションを装い、暴力、性行為などこどもにネガティブな刺激を与える表現を入れ込んだ動画のことです。
筆者もいくつか見てみましたが、アンパンマン、ドラえもん、ワンワンなど乳幼児が大好きなキャラクターを起用し、短い動画の中に病院、注射、暴力、死といったトラウマ要素が詰め込まれていました。たとえるなら、悪夢のような内容でした。
エルサゲート動画は、子ども向け動画の中に巧妙にまぎれこみ、一度見てしまったら関連動画としていくつも出てくるようになってしまいます。楽しそうに映像を見ている自分の子どもが、エルサゲートに出会ってしまったら……想像もしたくありません。
エルサゲートに出会わないために
YouTube本体は、エルサゲート対策をすでに始めています。しかし製作者も巧妙で、すべてのエルサゲートを削除できていないというのが現状のよう。我が子の身は親が守らなければなりません。
いくつか自衛方法を考えてみましょう。
その1.「YouTube Kids」を使う
▲YouTube Kidsのキャプチャ画面
子ども向けのYouTube動画のみを紹介する、スマホ/タブレット向けのアプリです。残念ながらここにもエルサゲートが入り込んでいるようですが、出会う確率はYouTube本体よりは低いはずです。
▼Android版YouTube Kidsのダウンロードはこちら
▼iOS版はYouTube Kidsのダウンロードはこちら
その2.再生リストを作る
内容が不適切でない、見ても大丈夫と判断できたものを集めた再生リストを作ってしまうのも手です。再生リストは動画直下の「追加」ボタンを押すだけで追加できます。
その3.有料の動画配信サービスを利用する
そもそもYouTubeを見せず、信頼できる動画だけを提供する有料サービスに加入するという方法もあります。
我が家ではNetflixのキッズチャンネルに加入していますが、こども用のアニメがとっても豊富で大変助かっています。とはいえ、「これじゃない、YouTubeを見せろ」ということもしばしばあるのですが……。
その4.YouTubeをなるべくこども一人で見せない
外出中は一緒に見る、家事の途中でもなるべく内容に気を配るなどして、こどもがたった1人でYouTubeを見ることがないようにしましょう。不審な動画に出会ったら、すぐにストップできる体制をとることが大切です。
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