2017年の「クールビズ」実施期間は、いつからいつまで?

今年も5月1日から実施されている「クールビズ」。すでに実施13年目となり、すっかり根づいた印象もありますが、服装については気をつけておきたいポイントも。改めて実施期間を確認するとともに、その内容をおさらいしましょう!

5月に入り、冬の寒さはどこへやら。すっかり暖かくなって、日中は上着なしでも過ごせるような日も増えてきましたね。日によっては、むしろ暑いくらいに感じます。
そんな折、5月1日にはクールビズが解禁。
紳士服売り場では、これからの季節を快適に過ごすための新商品が続々と登場しています。薄手のジャケットや洗えるバッグなど、バラエティに飛んだファッションアイテムの数々。とにかくスーツ姿が暑苦しく感じられていた以前とは異なり、今は服装を楽しむ余裕も生まれてきました。
そこで今回は、そんな「クールビズ」について改めてご紹介します。

「クールビズ」とは?今年の実施期間は?

冒頭でも取り上げたように、なんとなく「ファッション」面での印象が強いクールビズ。ですが正確には、環境対策などを目的に行われるキャンペーン全般を指すもの。環境省の運営する地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE」の Webサイトによれば、「冷房時の室温28℃で快適に過ごすライフスタイル」との記載があります。
サイト中にも記載があるとおり、大きな目的は「温室効果ガスの削減」ではありますが、健康面でもメリットがあると謳われているのが特徴。
と言うのも、冷えた状態に慣れてしまうと体が汗をかきづらくなってしまい、体温の調整機能が損なわれてしまう可能性があるのだとか。冷房に頼るのはほどほどにして、扇風機などを利用して「体感温度」を下げることを推奨しています。夏バテ対策にもつながりそうですね。
クールビズの実施期間は、5月1日から9月30日まで。この期間は、環境省が主体となって各種キャンペーンを実施するほか、ファッション業界などでも関連する商品を展開しています。企業によっては、全社的に取り組むことが通達されているところもあるのではないでしょうか。

クールビズの注意点は?

その一方で、クールビズは規則やルールというわけではないため、必ずしも取り組まなくてはいけないわけではありません。特に、企業によってはその実施内容に差があるため、注意が必要です。
まず前提としては、自社の規則に従うこと。そのうえで自分が社外に赴く場合には、TPOに合わせて服装を調整できるよう準備しておくことが好ましいでしょう。
例えば、「社内ではノーネクタイ・ノージャケットでOK」だとしても、取引先の企業ではそうとも限りません。あまりに軽装すぎるのも考えものですし、複数企業の社員が集まる重要な会議で自分だけノーネクタイでは、明らかに浮いてしまいます。
ですので、ネクタイなどは普段から鞄に忍ばせておくと同時に、逆に打ち合わせなどで取引先の人が来社する場合などには、自社で実施しているクールビズの内容をあらかじめ伝えておくようにしましょう。
そうすれば、相手も安心して来社することができますし、お互いに気持ちの良い服装で仕事に臨めるはずです。

快適に夏を過ごすために

以上、簡単にではありますが、改めて「クールビズ」の内容をご紹介してきました。夏場に暑苦しいスーツを着なくても良いのは嬉しいところでもありますが、普段とは異なる服装に、「どこまでなら認められるんだろう……?」と悩む方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときには上司に判断を仰ぐか、あるいは環境省が提示している「クールビズの服装の可否」を参考にしてみてください。こちらでは、クールビズとスーパークールビズのそれぞれで、認められている服装と認められていない服装をまとめています。
参考リンク(PDFファイル):https://www.env.go.jp/press/files/jp/20032.pdf
6月以降のクールビズをさらに強化した「スーパークールビズ」については、以下の記事で紹介しています。よかったら、あわせてご覧になってみてくださいね。
http://enjoy.sso.biglobe.ne.jp/archives/supercoolbiz/

けいろー(@Y_Yoshimune)

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。 ⇒ぐるりみち