アサイン、オポチュニティ……ビジネス用語の意味、知ってる?

アサイン、ウィンウィン、オポチュニティ……。「どういう意味ですか?」と聞きづらいビジネスシーンに飛び交うカタカナ用語たち。最近よく聞く用語の意味をピックアップして解説します!

「アサインされた」「アジェンダを共有する」など、近年ビジネスシーンに飛び交うカタカナ言葉の数々。涼しい顔をして聞き流しているけれど、内心「???」と思っている言葉もあるのではないでしょうか? 今回は、よく耳にするけどイマイチわからなそうなビジネス用語を集めてみました!

とにかくカタカナ!よく耳にするビジネス用語

  • なんかのサイン……?「アサインする」
  • 何を取ればいいの?「コンセンサスを取る」
  • まず言いづらい!「オポチュニティ」
  • 声に出して言いたい「Win-Win(ウィンウィン)」
  • とにかく共有が大事!「アジェンダ」
  • ○○スケシリーズ。「リスケ」「オンスケ」

なんかのサイン……?「アサインする」

例文:「プロジェクトチームに田中と山田をアサインする」

「アサイン(assign)」は「任命する」「割り当てる」という意味。主に役割やものを割り当てられたときに使います。
例文の意味は「プロジェクトチームに田中さんと山田さんがメンバーとして選ばれた」というような意味になります。クライアントから業務委託を受けるシーンで、承諾や了承という意味にも使われるようです。

何を取ればいいの?「コンセンサスを取る」

例文:「事前にコンセンサスを得ておくように」

「コンセンサス(consensus)を得る、取る」もよく耳にする言葉ですね。これは複数人の合意、同意の一致を意味します。
例文は「事前に根回しをして、関係者全員の同意を得ておくように」というような内容になります。

まず言いづらい!「オポチュニティ」

例文:「オポチュニティを意識した顧客対応をする」

オポチュニティ(opportunity)」は、「機会」「好機」という意味です。「チャンス」と意味合いが似ていますが、オポチュニティは、ビジネスシーンにおいては「営業における提案の機会」を指すことが多いとされています。
例文を言い換えるとすれば「新しい仕事を獲得できるように、顧客対応を万全にしよう」というニュアンスでしょうか。

声に出して言いたい「Win-Win(ウィンウィン)」

例文:「ウィンウィンの関係を築く」

こちらは一時期よく耳にした言葉です。これは「Win(勝つ)-Win(勝つ)」で、つまり「取引する両者に利益がある、得をする」という意味で使用されます。これを使うと一瞬で意識高い系に仲間入りできたような気分になれるから不思議。

とにかく共有が大事!「アジェンダ」

例文:「明日の会議のアジェンダ、共有しておいて」

「アジェンダ(Agenda)」の意味は、議題、議事日程、行動計画のこと。ビジネスシーンでは、会議やプロジェクトにおいて、やるべきことを最初にまとめたものをアジェンダと呼びます
よって例文は「明日の会議の議題(テーマ)を共有しておいて」という意味に。「アジェンダ」は場合によっては、計画や予定表を指すこともあります。

○○スケシリーズ。「リスケ」「オンスケ」

例文:「リスケお願いできますか?」「進捗状況はオンスケです」

「リスケ」は、「リスケジュール」の略で、予定の日時変更のこと。一方「オンスケ」は「オンスケジュール」の略であり、予定通り進行していることを指します。
例文の意味は「予定日時の変更をお願いできますか?」「予定通りの進捗状況です」という意味になります。
たくさんありすぎて紹介しきれません……。
「それ、別に日本語でいいじゃん」というツッコミはグッと押さえて、相手の言葉の意味を理解する目的で覚えておいても、ソンはないですよ!

Kana.mM(かな)

編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立し、そろそろ10年。旅行、不動産、広告、生活系のジャンルで執筆活動中。趣味は野球観戦と戦争ゲーム。アナログ心を忘れないデジモノ好きを目指しています。